GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿


杉田達哉展
TATSUYA SUGITA
2001年1月29日(月) - 2月10日(土)
11:00AM - 6:30PM (日曜休廊)

 昨年末の医療関係者が点滴に薬物を混入させ患者を死に至らしめるような事件や、一家人が殺害された世田谷の事件、またそれ以前の少年たちの犯罪を見るにつけ、社会から何かが失われ、身近に潜む悪意に無防備にさらされるような不安を覚えます。
 そうした時代にあって「表現」ということを考えたとき、私は大江健三郎さんの小説「静かな生活」の中で、主人公が図書館で借りてきた「モモ」や「ネバーエンディグストーリー」の作者ミハエル・エンデの本に「日本には真に読者を励ます作家がいない」といういたずら書きをみつけるシーンを思い出します。
そして、絵を描くということの意味を、静かに問いかけられるような気がします。
 造形的に美を解体したり、批評したりする以前に、もっと人間の営みに寄り添った表現でありたいと思います。
自殺者がこんなに多い国で、私たちが目指している幸福とはいったいなんなのだろうかと考えます。
今の私たちが作り上げ、子供たちに伝えるべき文化などあるのかと考えてしまいます。
死や孤独に向かいあい、自分自身と対話する絵とはどんなものか考えます。

 

お問い合わせ e-mail - gtsubaki@yb3.so-net.ne.jp

杉田達哉 Tatsuya Sugita

1954   静岡市出まれ
       武蔵野美術大学卒業

〈個 展〉
1998 ギャラリー舫「想う人 惟う人」展(東京)
     ギャラリー椿・2「時の娘」展(東京)
     ラパン・エ・アロ「覚醒の森 酩酊の海」展(東京)
     ギャラリー・アシエット「夜の光」展(東京)
1999 ギャラリー舫 「追憶の樹」展(東京)
2000 南青山画廊 「杉田達哉」展(東京)
     静岡しずぎんギャラリー四季 「杉田達哉」展(静岡)

〈装 幀〉
山田太一著      ゛逃げていく街" D/ 菊池信義  マガジンハウス --「願いが叶う日」 
マイケル・アラビー編 ゛エコロジー小辞典" D/ 芦澤泰偉  講談社  --「太 陽」 
小川国夫著      ゛聖書と終末論" D/ 長谷川郁夫 小沢書店 --「天使がいる場所」 
レイ・ブラッドベリ箸 ゛バビロン行きの夜行列車" D/ 高麗隆彦 角川春樹事務所--「惟う人」 
清岡智比古著     ゛小さな幸せ" D/ 長谷川郁夫 小沢書店 --「時の娘」 
河合隼雄著      ゛「日本人」という病" D/ 菊池信義 潮出版 --「永遠」
曾野綾子箸      ゛「父よ、岡の上の星よ」" D/ 菊池信義 河出版房新社 --「新しい朝」
曾野綾子箸      ゛二十三階の夜" D/ 菊池信義 河出版房新社 --「天啓」
重松 清箸      ゛幼子われらに生まれ" D/ 芦澤泰偉 幻冬舎 --「覚醒の森」 
横森里香著      ゛住処" D/ 菊池信義  角川春樹事務所 --「遠い日」 
米谷ふみ子箸     ゛けったいなアメリカ人" D/ 田中明彦 集英社 --「ソナタ」 
花田春兆著      ゛雲へのぼる坂道 " D/ 代田 奨 中央法規 --「月」 
梅宮創造箸      ゛拾われた猫と犬 " D/ 長谷川郁夫 小沢書店 --「晴れた日に」
                                          他

〈挿 画〉
内館牧子著      ゛太ったマリア "  挿画 
唯川 恵箸      ゛シュガーコート" 挿画 

〈その他〉
映画祭 イメージフォーラムフェステイバル ポスター 
日弁連 「司法構造改革審議会」レポート
2000年 原水爆禁止ポスター
2000年 ギャラリー椿 カレンダー
1998〜1999年 静岡の情報誌゛ポケタウン " 表紙
                        他

杉田達哉関連情報(サイト内)
1998年9月



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